新規で来院された患者さんや定期的に通院されている患者さんの診療を行う外来には、どのような大変さがあるのでしょうか。外来で働く看護師の仕事内容は、患者さんへの問診や診察での介助、カルテの管理など、多岐に渡ります。
また、患者さんが入院することになった場合には、速やかに病棟と連携を取らなければいけません。一般的な総合病院では外来診察で入院となるケースも多いので、病棟勤務の看護師と日頃から良好な関係を築いておくことも必要ですね。
このような外来の仕事で大変だとよく言われるのが、診察を待っている患者さんからのクレームです。外来患者の人数が少なければ診察はスムーズに進みますが、何らかの要因で外来患者が著しく増えた場合、患者さんは1時間以上待たされるケースも少なくありません。場合によっては、2時間以上待つケースもあるようです。
患者さんは状態が悪ければ悪いほど、できるだけ早く診てもらいたいと思うものです。外来看護師は待合室を時々観察し、緊急の処置が必要な患者さんがいないかどうかをしっかりチェックしておきましょう。もし明らかに状態が悪い患者さんがいれば、いち早く処置室に誘導しなければいけません。
このような外来での忙しい仕事をこなしていくためには、臨機応変な対応とチームワークが重要なポイントとなります。患者さんが次々と来院する外来では、同僚の看護師が何を行っているか把握しながら、自分が今やるべきことを判断するようにしましょう。忙しい職場ほどチームワークを大切にしてひとつひとつきちんと対処して行ってくださいね。